こんにちは、今回は友達のがんちゃんにインタビューをさせていただきました。
がんちゃんの名前の由来はガンダムが好きだから。
おっとりとしたかわいい雰囲気のがんちゃんですが、話を聞いていると面白いこだわりがいくつも発見できたのでぜひぜひ読んでいってください。
がんちゃんプロフィール
女性(30代)
障がい者雇用の事務正職員
ADHD・ASD・適応障害
趣味 ガンダム・ゲーム
タカツキ
今日はインタビューを受けてくださってありがとうございます
がんちゃん
こちらこそありがとうございます
タカツキ
さっそくですが、簡単に自己紹介をお願いします
がんちゃん
はい。今は障がい者雇用の事務正職員をやっています
今の仕事に就く前は障がい者施設で支援員のお仕事をやっていました
タカツキ
がんちゃんは発達障害のADHDとASDの診断が出ていますよね
がんちゃん
はい。ADHDに一番向いていないと言われている事務職をやっています(笑)
タカツキ
本当にがんばっていますよね
がんちゃん
はい、苦手なりに頑張っていると自分でも思います
タカツキ
幼少期からASDやADHDの傾向はありましたか?
がんちゃん
こだわりがかなり強い子供だったみたいです
タカツキ
ではがんちゃんの生い立ちを小さい頃から順番に教えてください
がんちゃんの生い立ち
がんちゃん
小さい時に住んでいたのが山口県です
祖父が大学の先生だったのですが、
祖父の退職を機に小学校に上がる前に親戚がいる関東に戻ってきました
そのまま小中高大学とずっと過ごしています
タカツキ
印象深かった出来事はありましたか?
がんちゃん
一番小さな頃の記憶なんですけど、母が折り紙で雛人形を作ってくれたことがあって
でも王冠の色が金色じゃなくて、私どうしてもそれが納得できなくて
作ってくれた雛人形を破いてしまったんです
それがもうずっと今も後悔の記憶として残っています
タカツキ
後悔したことってずっと残ってしまいますよね
がんちゃん
そうです。完璧主義とこだわりの強さが出てしまったかもしれないと思います
タカツキ
交友関係にはどんな傾向がありましたか?
がんちゃん
小さい頃は男の子とばかり遊んでいました
さっぱりとした感じが自分に合っていて、
でも一人遊びも好きだったので、一緒にかけ回るというよりも近くで見ている感じでしたね
学生時代
タカツキ
学生時代はどんな教科が好きでしたか?
がんちゃん
国語ですね。本を読むのが大好きです。ジャンルはファンタジー。
ハリーポッターや小野不由美さんの十二国記をよく読んでいました
タカツキ
逆に苦手科目はありますか?
がんちゃん
数学と物理です。数学はどうしようもなくできなくて悩んでいたのですが、
祖父が数学が得意だったので家で勉強を教えてもらって、何とか勉強についていけていました
タカツキ
おじいさん素敵ですね
がんちゃん
はい!大好きです。
数学も理論から教えてくれるので、私が疑問に思うところもちゃんと説明してくれました
タカツキ
それは最強の家庭教師ですね
がんちゃん
何時間でも教えてくれました(笑)
タカツキ
それはおじいさんも楽しかったと思います(笑)
楽しかった中学時代と過酷な高校時代
がんちゃん
中学校は中高一貫高に行きました
そこがものすごく楽しくて!
私はさっきも言った通り、こだわりが強い生徒だったのですが
授業中に他の本を読んでいても考え事をしていても、あまり注意されることがありませんでした
一番ひどかったのは英語の授業中に、
家庭科の裁縫道具を出してきて傘の壊れた部分を直していたことです
タカツキ
ええ!?(笑)
がんちゃん
でも先生は「それやっている生徒は初めてみるよ」って笑ってくれて
タカツキ
怒られなかったんですか?(笑)
がんちゃん
怒られませんでした(笑)
でも高校生になったら学校の雰囲気がガラッと変わってしまって……
とても勉強に厳しい校風でした
今では問題になると思うのですが、死ぬまで頑張ろうみたいなのを掲げている感じだったんです
タカツキ
それはつらいですね
がんちゃん
はい。だんだん学校がつらくなっていました
同時に家でも大学は国公立に行ってほしいという圧があったので、
家でも学校でも勉強に追われて一番大変な時期でしたね
同じクラスの子も心を病んでしまって。でも自分も追いつめられていたから、
気持ちはわかるなと思ってしまいました
色々な経験ができた大学時代
タカツキ
大学は無事国公立に?
がんちゃん
それが私立大学に行くことになりました。そこでもまた祖父に助けられて
本当にいつもいつも祖父には助けられています
タカツキ
大学生活はどうでしたか?
がんちゃん
大学はすごく楽しかったです!色々な経験ができました
タカツキ
それはよかった!大学は何を専攻されていたんですか
がんちゃん
心理学と福祉です
心理学のゼミに入ったり、手話サークルに入ったりできることは全部やったという感じです
いろんな人と仲良くなれて、大学に行ってよかったと思います
ちょっと恋愛話
タカツキ
ちょっとここでがんちゃんがお話ししたいと言っていた、恋愛について伺いたいと思います
今は彼氏さんがいるということですが、どんな方ですか?
がんちゃん
いつも冷静であまり笑いません(笑)
でも一緒にゲームをして遊んでくれます
得意なゲームを教えてくれるので、私も一緒に練習している時間がとても楽しいです
タカツキ
がんちゃんが思う彼氏さんの好きなところはどこですか?
がんちゃん
メンタルが安定しているところです
自分は影響されやすいから、彼はいつも落ち着いていているので助かります
タカツキ
最近あった嬉しかったことはありますか?
がんちゃん
彼の家で、彼のゲーム機で一緒に遊んだことですね
タカツキ
それは彼にとって一番大事なものだと思います!
がんちゃん
そうだと思います(笑)
がんちゃんが今思うこと
タカツキ
ここまでインタビューを受けてくださってありがとうございました
最後に今まで経験してきた人間関係からがんちゃんが今考えていること、
何か思うことがあれば教えてください
がんちゃん
はい。
今まではどうせ発達障害だったら、受動型みたいに他の人の話をただ聞くだけというか
聞き役に徹するというか、そんな感じがいいと思っていました
でも最近は失言はたくさんしてしまうかもしれないけど、
その中でも「この人おもしろい」と思ってもらえる位、たくさんしゃべってもいいのかなと考えています
タカツキ
すごくいいと思います!
今日は本当にありがとうございました
がんちゃん
こちらこそありがとうございました!
ーーーーー
今回は発達障害を持つ友達、がんちゃんのインタビューでした
いかがでしたでしょうか。
私も発達障害のASD・ADHD併発型の同じ障害を持っているので、聞き役に徹したほうがいいと思ってしまう気持ちはよくわかります。
しかしたくさん話をすることで、その人の個性が際立ち「この人おもしろいな」と感じてもらえるようになるというのはすごくいい考えだと思いました。
現にがんちゃんとのお話はすごく面白いし楽しかったです!
またこんなインタビューが読みたいと思ったら応援してください。
それではタカツキでした
ありがとうございました