こんにちは。
香川県の地域情報をお届けするブログを立ち上げたのですが
病気の治療のため急遽東京に引越して早一年が経過しました。
早一年どころか一年と二ヶ月が過ぎようとしています。早い。
34歳からの上京物語は一体どんな様子だったのか、つらつらと書いていきたいと思います。
東京に頼れる人がいない状態での上京
34歳の終わり、私は香川県で一人暮らしをしていました。
ずっと続いていた謎の体調不良の原因が膠原病だとわかったものの、
元々発達障害も抱えて、さらに膠原病の診断。
絶望してメンタルがひどい状態になっていました。
自分の人生なんなんだろう、なんで自分なんだろうとずっとメソメソしていたのですが
どうせこんな人生ならやりたいことをやり切ってやる!と
上京を決意しました。
ずっと憧れはあったものの、頼れる人はいないし
友達はいるけど身内はいない。
東京も若い時に人生で三回遊びに行った程度で、本当に縁がない土地でした。
しかし29歳の時父親が他界し、
人生なんて短いんだと実感していた私は、母親と長い時間かけて話し合い
東京で病気の治療をすることに決めたのです。
不安過ぎてわけがわからなかった
上京当初、香川県のそのまた山奥で育った私には
東京23区内は異世界でした。
とにかく人が多い。狭い。賑やか。
本気で右も左もわからないまま、住所変更や手帳の手続き、病院探し、
家電をそろえて、食料を買って、洗濯物は溜まるし、どこになんのお店があるのかもわからない……。
上京したのが2022年の11月なのですが、12月の寒い夜
一人の部屋でパニック発作が起きて救急車を呼んでしまいました。
当時コロナが流行っていたため病院に行けず、隊員さんに血圧を測ってもらい
そのまま帰ってもらいました。
隊員さんはすごく心配してくれていて、その対応だけでも本当にありがたかったです。
イベントバーに出会う
生活が落ち着いて体調も少し落ち着いたころ、
香川県にいたときから行ってみたいと思っていたイベントバーに行きます。
それまであまり飲み歩くことをしてこなかったので、
お酒も全然詳しくなかったのですが
イベントバーで知り合った人たちと友達になるにつれて
だんだん東京の街に慣れていくことができました。(まだまだ地名は知らないところだらけですが)
仕事は七転び八起き
仕事は七転び八起きです。
元々フリーランスでWEBライターをしていますが、
それだけでは不安なので清掃やデータ入力業務などに挑戦してみました。
しかし体力を使う仕事はどうしても続かず、
今は相変わらずWEBライターを続けています。
こっちに来てから契約してもらったお仕事もあり、
WEBライターはこれからもずっと続けていくと思います。
体調は相変わらずだけど希望はある
肝心の体調は、上京してきた当初に比べるとかなり良くなっています。
まだまだ安静が必要になるときもありますが
日常で歩く距離も伸び、穏やかな毎日を過ごしています。
こちらに住んでのメリットは徒歩圏内に病院があることです。
香川にいるときはどうしても車を使って通院しなくてはいけなかったので、
ふらつきの出る薬を飲んでいる時は、時間にかなり気を使っていました。
通院しやすくなったことで、新しい病気もわかり
適切な投薬ができるようになっていると思います。
人が救ってくれた
東京にやってきて感じるのは、一人では生きていけないという事実です。
不安で仕方がない時間を支えてくれたのは東京でできた友達だったし、
SNSで繋がってくれている人たちだったし、
病院で診てくれる先生だったり
笑顔を向けてくれるレジ打ちの店員さんだったり
離れていても連絡してくれる香川県の友達だったり、母親だったり
絶対に一人ではここまで乗り切ってこれませんでした。
大げさだと思われるかもしれないけど、病気を抱えての上京は本当に毎日毎日大変でした。
住む場所の問題というより、人。
私が今思うのは、環境の大切さはもちろんなのですが
住む場所がどこかよりも、人とどう繋がっているかが肝心かもということです。
膠原病がわかってすぐの私は人生に絶望して、人との関わりをほぼ断っていました。
でも今は上京をきっかけに、母親との関係も良くなり
新しくできた友達や、先に東京で住んでいた幼馴染など
人との繋がりが健全になったように思います。
香川県に限らず、東京に限らず
人との関わりで今の暮らしが楽しいと言えるようになったのではないかと思います。
これからのことはまだ決めていない
長くなりましたが、そろそろ終わります。
現在は東京に住民票を移しているのですが、ずっと住むかと言われるとまだわかりません。
先日香川県に帰省していたのですが、やはり自然が素晴らしく
すごくいい場所だと再認識しています。
しかし病院のことを考えると、なかなか悩むところです。
これからどう動くかはまだ決めていませんが、
やりたいことを前向きに楽しみつつ日々を過ごしていけたらと思います。
ではここまで読んでくれてありがとうございました。