こんにちは、タカツキです。
今回は私の障害についてちょっと触れてみたいと思います。
私は発達障害の一種、自閉症スペクトラムと診断されています。
コミュニケーションが苦手だと言われますが、それ以外にも感覚が過敏だったり自分の疲れに気が付きにくかったり
様々な症状があります。
障害の度合いも個人差があり、困っている内容も人それぞれなので
障害を持っていない人に症状を理解されにくいのも
発達障害の困りごとの大きな要因になります。
聴覚過敏とは
今回は私の困りごとの中から「聴覚過敏」についてお話ししていきます。
聴覚過敏とは文字通り聴覚が鋭すぎて、音が聞こえすぎてしまう状態のことです。
耳が聞こえにくいなら病院ですぐに発見してもらえるのですが、聞こえすぎるというのは
なかなか自分でも症状に気がつきにくく、大人になるまで生活に困り続けることもあります。
私も小さい頃からよく中耳炎になっていたので
耳鼻科には頻繁に通っていましたが
耳はよく聞こえるので異常なしとされていました。
聞こえやすいのはメリットのように思われますが、日常の生活音が全てごちゃ混ぜになって流れ込んでくるので
かなり不快です。
聞きたいことが、聞きたくない音で勝手にかき消されてしまうのです。
仕事への影響
仕事に支障が出る場合もあります。
事務の仕事をさせてもらっていた時も
私が電話を受けている時に、隣の席の人が他の人と話し出すと
電話ごしの声が一気に聞こえなくなります。
面接の時も事務所の隅っこで面接されると
他の方が業務をしている声が聞こえてきて、目の前で話してくれている面接官の声が聞こえなくなってしまうのです。
聞こえなくなるというよりも
声や音が混じって何を言っているのかわからなくなるという感じがしっくりきます。
何か話してくれているのはわかるのに、何を言っているのかわからない。
理解できるまで聞き直さないといけません。
特に面接の時は大切な条件の話も多いので、わかったふりで話を流すこともできません。
仕事に採用されても、忙しい先輩の話を何度も聞き直すのは気が引けてしまいます。
聞き逃さないように神経を集中させると、仕事中ずっと気が抜けなくなって、ただでさえ疲れやすいのに
ますます緊張状態がひどくなってしまいます。
イヤホンである程度対策できる
聴覚過敏対策として取り入れて良かったものは
やはりノイズキャンセリングイヤホンです。
夜の車の音が気になって寝つきも悪かったのが、ノイズキャンセリングイヤホンを使い出してから気になりにくくなりました。
私が使い出した3年くらい前は、まだ値段が3万円を超える物が主流で購入するのが大変でした。
しかし今はかなり値段が下がって、機能も優秀な物が増えてきています。
AnkerやGEOのノイズキャンセリングイヤホンは特におすすめです。
仕事中にノイズキャンセリングイヤホンを使っていいと言ってくれる職場はあまりないのですが、相談してみる価値はあると思います。
私も聴覚過敏の困りごとがなかなか理解されにくく
苦しんでいる一人なので、もし同じように悩んでいる人がいたらこのページをわかってほしい人に見せるのもひとつだと思います。
音の悩みが減ると日常の疲れがかなり軽減されるので
間接的にメンタルの調子が良くなる場合もあります。
まずは安い100円均一やドラッグストアなどに売っている耳栓から試してみて、自分に合うようなら段階的にイヤホンを試してみるのが良いと思います。
私は音楽さえ流しておけば、普通のイヤホンでも結構効果がありました。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
タカツキでした!